楽天・梨田監督、育成1位ルーキーが「一番、楽しみ」 絶賛「すごかった…」
新人合同自主トレ初日に名指しで期待、得意のダジャレで「出口が見えた」!?
楽天の新人合同自主トレが11日、コボスタ宮城の室内練習場でスタート。視察した梨田昌孝監督は育成1位の出口匠内野手を名指しし、「一番、楽しみ」と期待を込めた。
アップ、キャッチボール、トスバッティングを終えた後、出口はドラフト7位の村林一輝内野手とティーバッティングを行った。ボールの待ち方に呼び込み方、捉え方、前の振り幅が大きなスイング、そして、そのスピード……。一振り、一振りに梨田監督は目を見張った。
「出口のティーバッティングはすごかったですね。今日は初日でね、“入り口”みたいなもんですけど、出口が見えたかなという気がしました」と、得意のダジャレを交えつつ高評価。「左足を上げて待っている形がいい。バッティングに関しては、今日の中では一番、楽しみ。守備はまだまだだけど、いいところを伸ばしてくれれば」と目尻を下げた。
出口自身も「いい感じに打てていたので、しっかりアピールできたかなと思います」と笑顔を見せた。高校通算本塁打は41本。入団会見では、選手が選手に質問をするコーナーでドラフト6位の足立祐一捕手から「遠くに飛ばす方法を教えて」と言われ、「お母さんに教えてもらいました」と答えて会場の爆笑を誘った。
足の上げ方は日本ハム・中田翔を、ボールの運び方は西武・中村剛也を参考にしているという出口。新人合同自主トレは始まったばかり。「持ち味であるバッティングを生かす練習をしていきたい」と今後を見据えた。
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高橋昌江●文 text by Masae Takahashi