落合GMが敷いた復活へのレール、中日入り多村は育成から這い上がれるか

過去には中村紀らが育成契約から復活、多村は再び輝けるか

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多村仁志のこれまでの成績

 中日は15日に多村仁志外野手と育成選手として契約したと発表した。今オフにDeNAを戦力外となっていた多村は今季でプロ22年目。3月28日には39歳を迎える。

 ベテランは早い段階で1軍へと這い上がり、結果を残せるだろうか。

 過去にも一度は1軍で輝きながら育成契約となった選手は多い。ヤクルトの由規も高卒3年目の10年に12勝9敗、防御率3・60をマークしながら、その後は度重なる右肩痛に悩まされ、今オフに育成契約を結び直した。ここから再び支配下となり、活躍するのは簡単なことではない。

 中日では以前、中村紀洋内野手が育成契約からの復活を遂げている。2006年シーズン限りでオリックスを退団後、テスト生から育成契約を結び、開幕前に支配下登録へ。130試合に出場し、打率.293、20本塁打、79打点、日本シリーズMVPと飛躍した。2008年も打率.274、20本塁打、72打点と結果を残し、楽天へFA移籍している。中村は当時30代中盤で、今の多村よりも年齢的に若かったが、一度輝きを放った選手がどん底から復活したという意味では好例だろう。

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