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落合GMが敷いた復活へのレール、中日入り多村は育成から這い上がれるか

そのほか「支配下→育成→支配下」を経た選手たちは…

 同じく中日では現在メジャーリーグで活躍するチェン・ウェイン投手も「支配下→育成→支配下」という流れで羽ばたいている。国立体育学院在学中の2004年に入団。左肘の疲労骨折とリハビリのために07年に育成選手となったが、08年に支配下登録選手に戻ると7勝(6敗)を挙げ、09年は防御率1・54で最優秀防御率のタイトルを獲得。11年オフに米大リーグ・オリオールズへ移籍し、今オフはマーリンズと5年総額8000万ドル(約94億円)で契約合意に達している。

 また、支配下から育成を経て再び1軍で出場した主な例でいえば、堂上剛裕外野手、脇谷亮太内野手(ともに巨人)、エディソン・バリオス投手、柳瀬明宏投手(ともにソフトバンク)、河内貴哉投手(広島で現役引退)、狩野恵輔外野手(阪神)、近藤一樹投手(オリックス)らがいる。

 堂上は14年オフに中日を戦力外となり、入団テストを経て巨人へ。当初は育成契約だったが、15年2月下旬に支配下登録を勝ち取り、59試合に出場、打率.276、3本塁打、13打点の成績を残した。脇谷も11年オフに右肘靭帯再建手術を受け、12年に育成契約となったが、翌13年に支配下に。西武移籍を経て今季再び巨人へ復帰している。バリオスもソフトバンク2年目は育成契約となったが、手術を乗り越えて支配下へ這い上がり、昨季は藤川球児と並ぶ17試合連続ホールドの日本記録をマークした。

 同じように育成契約で再スタートを切る多村は落合GMが評論家時代に打撃指導を受けた縁もある。今回は再び手を差し伸べられた。史上100人目の200本塁打まで残り5本と迫るベテランは新天地で復活し、拾ってもらった恩を返せるか。その復活劇に期待したい。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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