大谷翔平、「同世代トップ」羽生に刺激 「侍ジャパンで常に上を」

同世代の羽生と初対面

 日本ハムの大谷翔平投手が15日、都内ホテルで行われた「第50回 テレビ朝日ビッグスポーツ」の表彰式で、フィギュアスケート・羽生結弦(全日空)と初対面。ともに1994年生まれの同級生で、大谷は「僕は『羽生世代』だと思っています。負けないように頑張りたい」と壇上で語った。

 今や球界のエースに成長しつつある剛腕だが、なぜ、晴れの舞台で「羽生世代」と表したのか。表彰式後に、理由を語った。

「僕は本当にそう(羽生世代)思っています。この世代のトップじゃないかなと思っているので。種目関係なく、世界でトップの選手だと思っています」

 羽生は14年のソチ五輪金メダリストで、男子フィギュアスケート界の絶対的エース。今や球界のエースになりつつある剛腕だが、他競技のアスリートから「大谷世代」と呼ばれるには……。難しい質問にも言葉を選びながら、淡々と言葉をつないだ。

「どうですかね……。(野球は)少なくとも個人競技ではないですから、難しさはあると思います。でも、(野球は)チームとして勝ち上がっていくのが大事だと思います。世界を取るという意味では、侍ジャパンとして常に上を取っていければ」

 昨季は15勝(5敗)、防御率2・24、勝率7割5分とパ・リーグ投手3冠。それでも、「結果的に取れたから良かった。結果に惑わされずに、客観的に『何が良かったか、悪かったか』を理解して今季に臨めれば」と冷静に語った。

 将来のメジャー挑戦を思い描く二刀流。すでに「羽生に負けない」世界基準の活躍を求めている。

【了】

フルカウント編集部●文 text by Full-Count

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