【日米野球】20歳ソトの底知れぬパワー 天井直撃“幻の本塁打“に「打った瞬間入ったと…」
新人王候補が来日2度目の天井直撃打「残念だったんですけど…」
■MLBオールスター 7-3 侍ジャパン(11日・東京ドーム)
野球日本代表「侍ジャパン」とMLBオールスターチームが対戦する「2018日米野球」の第3戦が11日に東京ドームで行われ、MLBオールスターは7-3で快勝。初勝利を挙げた。ナ・リーグ新人王候補の20歳、フアン・ソト外野手(ナショナルズ)はまたしても天井直撃の打球を放ち、東京ドームを騒然とさせた。
リアルミュートのソロ弾で先制した直後の4回1死一、二塁の場面だった。ソトが多和田の内角への141キロの直球をとらえ、ライトへ大飛球を放った。飛距離は十分。高々と舞い上がった打球はそのままスタンドインかと思われたが……打球はなぜか失速。秋山がフェンス手前で捕球した。
よく見ると、ボールは東京ドームの天井に直撃して角度が変わり、フェンス手前に落ちていた。マッティングリー監督が審判団に確認したものの、東京ドームのルールではアウト。“幻の本塁打”で凡退となった。ただ、8日の巨人戦でも天井に直撃して一二塁間に落ちる二塁打を放っていたソトの衝撃的なパワーに東京ドームは騒然となった。
ソトは試合後、「打った瞬間入ったと思ったんですけど……。ルール的にもレイズの本拠地と同じでホームランかと思ったんですけど、蓋を開けてみたらホームランじゃなかった。残念だったんですけど、残りの打席は楽しめました」と話した。同じドーム球場のレイズ本拠地トロピカーナ・フィールドであればホームランだったとあって、悔しさは滲ませたものの、顔には笑みが広がっていた。
今回、一緒に来日していロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)とともに、ナ・リーグの新人王有力候補と見られている20歳。底知れぬパワーで日米野球を盛り上げている。
(Full-Count編集部)