ソフトボール出身の日ハム大嶋、5年目にかける思い「僕は常に前へ進む」
今年の一文字は「成」、昨季つかんだ手応えを「プレーにいかしたい
ソフトボール出身の日本ハム・大嶋匠捕手が2月1日から始まる米アリゾナキャンプを前に今季にかける意気込みを激白した。
2011年のドラフト7位で早大ソフトボール部から日本ハム入り。入団当初は大きな話題となる一方で、懐疑的な見方もされた。異例の転身から今季で5年目。今季への思いを一文字で表し、さらにソフトボールへの思いなど胸中を明かした。
――2年連続でキャンプ1軍スタート。今季の意気込みを。
「しっかり結果を出して、いい1年と言えるような。そんな年にしたいです」
――昨季は初のキャンプ1軍も中盤に左太ももを肉離れ。シーズン序盤につまずき1軍出場はなかった。昨季から今季への意気込みを一文字で表すなら。
「昨年は歩くの『歩』でした。そんな大した結果は出してないですけど、その中で一歩一歩、前に進んだ感じがありました。将棋で言えば。今年は『成』です。成り金です。ひっくり返ります」
――昨季を「歩」としたのは。
「すぐに結果に結びつきませんでしたが、自分の中でトレーナーさんから教えていただいた野球の動きなどがしっかりと物になってきた、身に付いてきたと感じるシーズンでした。筋力トレーニングも昨年1年間しっかり取り組んできた。それをプレーにいかせるように」
――将棋は好きなのか。「成」とした理由は。
「いや、将棋はしないんですけど、今、思いつきました。『成』になると、金将と同じように斜め後ろ以外自由に動けますよね。僕は常に前へ進む。そんな1年にするだけです」