プロに挑む元甲子園Vスラッガー 「電柱をぶっ倒す」気持ちでフルスイング
日ハム入り横尾、今も胸に刻む恩師の教え「常にフルスイング」
昨秋の東京六大学リーグ戦でリーグ記録に並ぶ4試合連続本塁打をマークした日本ハムのドラフト6位・横尾俊建内野手(慶大)。チームには中田翔、レアードがいるが、球界では貴重な右の長距離砲と期待されている。
日大三では甲子園のスター選手だった。高校2年春のセンバツで4番として準優勝。同年秋の明治神宮大会、3年夏の甲子園で日本一に輝いた。強打の三塁手として高校通算58本塁打。高校日本代表の4番も経験した。慶大でも1年春にリーグ戦デビューし、通算13本塁打。日大三・小倉全由監督から指導を受けた豪快な打撃でプロに挑む。
横尾「小倉監督には『常にフルスイングしろ。電柱をぶっ倒すくらいの気持ちで、素振りでも全力で強く振れ』と言われてました。打撃の面白さを教えてもらいました。今も、その気持ちで練習しています」
日大三は春夏通算3度の日本一を誇る甲子園常連校だが、意外にも出身選手でプロの一線級で目立った活躍を見せた選手は少ない。関根潤三氏は近鉄や巨人で活躍したが、甲子園で見せるような破壊力のある打撃は鳴りを潜めている印象だ。横尾はどう思っているか。