【日米野球】MLB選抜コーチが柳田ベタ惚れ 「スーツケースに入れて…」「何とかトレードで」
最終戦の打撃練習中にサインボールおねだり
■侍ジャパン – MLBオールスター(15日・ナゴヤドーム)
野球日本代表「侍ジャパン」とMLBオールスターチームが戦う「2018日米野球」は15日、ナゴヤドームで最終戦となる第6戦を行う。試合前に行われた打撃練習中に、MLBオールスターチームのブレント・ストロム投手コーチは、柳田悠岐外野手(ソフトバンク)の姿を見つけるとボールを片手にサインをおねだり。「スーツケースに入れて、ヒューストンへ連れて帰りたい」とベタ惚れだった。
来日前にMLBオールスターチームで話題になっていたのは、山田哲人内野手(ヤクルト)だったという。今季自身3度目のトリプル3を達成した山田は、同じく打率、本塁打、盗塁に秀でたエンゼルスのマイク・トラウト外野手を引き合いに「ジャパーニズ・トラウト」と呼ばれていたというが、ここまでの5試合で存在感を光らせたのが柳田だった。
アストロズで投手コーチを務めるストロム氏は「素晴らしいバッター。私の目には、ヤナギタが侍ジャパンの中でベストヒッターに映っている。彼はとても速いスイングを持っているし、パワーもある」と大絶賛。「何とかヤナギタをトレードで獲得できないか考えているんだ」と本気混じりのジョークを飛ばした。
柳田にサインをもらったボールをうれしそうに握るストロム投手コーチは「これが唯一、日本の選手からもらったサインボール。もしサダハル・オウがいたらサインしてもらいたかったけど、今回は会えなくて残念」と話した。
2017年ワールドシリーズ覇者の投手コーチに「連れて帰りたい」とまで言わせた柳田。その名前はしっかりとMLBオールスターチームの記憶に刻み込まれた。
(Full-Count編集部)