侍ジャパンの東京五輪金メダルは「チャンスある」 MLB選抜監督が太鼓判
MLB選抜のマッティングリー監督が侍ジャパンを称賛
野球日本代表「侍ジャパン」とMLBオールスターチームが戦う「2018日米野球」は侍ジャパンの5勝1敗で幕を閉じた。ナ・リーグ新人王ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)、メジャー最強捕手のヤディエル・モリーナ(カージナルス)らを擁したMLBオールスターだが、侍ジャパンに負け越し。MLBチームを指揮したドン・マッティングリー監督(マーリンズ)は、2020年の東京五輪で侍ジャパンが金メダルを獲得する可能性について「大いにチャンスはある」と語っている。AP通信が伝えている。
稲葉篤紀監督率いる侍ジャパンは、東京五輪に向けて視界良好だ。記事では「ホスト国は2020年五輪で金メダル30個という意欲的な目標を定めている。日本で最も人気のある野球以上に優勝が待ち望まれているものはない」と、野球大国・日本国内での期待の高さを言及。野球が公開競技だった1984年のロサンゼルス五輪で金メダルを獲得したものの、正式競技となった1992年バルセロナ五輪以降は優勝がないことを紹介しつつ、「2006年と2009年のワールド・ベースボール・クラシックでは優勝し、イチロー・スズキ、ショウヘイ・オオタニといった才能ある選手を生み出している」と評価している。
今回、侍ジャパンの強さを目の当たりにしたマッティングリー監督もまた、東京五輪での侍ジャパンの健闘に太鼓判を押している。
「WBCはいい指標になるだろう。2度優勝しているし、勝つために為すべきことをしっかりしている。どのチームも最高のチーム編成で臨むだろうが、こういうい方式の大会では何が起きてもおかしくない。だが、日本はその戦い方から見ても(金メダルは)大いにチャンスはあるだろう」
現役時代にヤンキースのスーパースターだったマッティングリー監督は、ドジャース、マーリンズを指揮するなど歴戦の猛者でもある。昨季までマーリンズでイチローともに戦った指揮官は、侍ジャパンの2年後の活躍を予想していた。
(Full-Count編集部=AP)