ホークス谷川原が現状維持でサイン 複数ポジションも挑戦「可能性広げたい」
台湾ウインターリーグでは三塁、一塁、外野にも挑戦へ
ソフトバンクの谷川原健太捕手が19日、契約更改に臨み、現状維持の推定600万円でサインした。
谷川原は2軍戦で88試合、3軍戦で26試合と合わせて100試合を超える実戦に出場して経験を積んだ。3軍戦では打率.339、2軍戦でも打率.268と打撃面でのアピールにも成功し、秋季キャンプでは打撃力を活かすために三塁の守備にも挑戦した。
球団からも「複数のポジションで可能性を広げるように言われた」という谷川原。「捕手へのこだわりがないといえば嘘になるが、自分としても可能性が広がるなら」と、このオフに派遣される台湾ウインターリーグでは三塁だけでなく一塁や外野の守備にも挑戦していくつもりだ。
それも「持ち味である打撃と走力をレベルアップさせるため」と割り切りもできている。そのうえで捕手としての課題である「投手とのコミュニケーション力アップ、守備での確実性アップ」もしっかりとクリアしていきたいという。
オープン戦までは1軍でプレーし「オープン戦であれだけのお客さんの前でプレーできたことで喜びもあったし、楽しかった。来年はあそこでプレーしたい。まずは1軍で出場して初ヒットも打ちたいです」と1軍公式戦の出場に意欲を燃やしていた。
(藤浦一都 / Kazuto Fujiura)