通算214発コーナインの息子が禁止薬物使用で50試合出場停止 入団わずか5か月
ブルージェイズ今季ドラフト2巡目の21歳有望株
MLB機構は19日(日本時間20日)、ブルージェイズ傘下マイナーに所属するグリフィン・コーナイン外野手をマイナーリーグ薬物規定に違反したとして、50試合に出場停止処分を課したと発表した。コーナインは、マーリンズなどで活躍した通算214発ジェフ・コーナインの息子で、今年6月のドラフトでブルージェイズに2巡目で指名され、入団したばかりだった。
MLB公式サイトによれば、コーナインはドーピング検査の結果、運動能力向上効果のあるリタリン酸が陽性反応を示したという。デューク大学からドラフト指名後、傘下1Aで55試合に出場し、打率.238の成績を残した21歳外野手は自身のソーシャルメディアを通じて謝罪。「球団と家族と話し合い、出場停止処分につながる不注意な決断を行ったことに対し、最大級の恥ずかしさを感じていると伝えた」とし、「ブルージェイズからの信頼を回復するために、できる限りのことは全てする」と反省の言葉を並べたという。
コーナインの父ジェフは、1990年にロイヤルズでデビュー後、マーリンズへ移籍。1997年にマーリンズがワールドシリーズ制覇を果たした時の立役者となった。その後、ロイヤルズ、オリオールズでプレーしたが、2003年途中に再びマーリンズへ途中移籍。球団2度目のワールドシリーズ制覇を遂げ、ファンからは「ミスター・マーリン」の相性で親しまれる英雄となっている。2014年オフにイチローがマーリンズと契約した際には、球団社長らと日本を訪れてリクルートに励んだ。
(Full-Count編集部)