ヤ軍11勝左腕獲得でMLB公式は「三重の脅威」と称賛も… 米ファン「怖くないぞ」
田中、セベリーノ、パクストンで先発3本柱形成も米ファンは疑問符
ヤンキースは19日(日本時間20日)、マリナーズから左腕ジェームス・パクストンを獲得した。マリナーズに有望株左腕のジャスタス・シェフィールド投手ら3選手を送り込んだ大型トレードに、MLB公式ツイッターは田中将大投手、ルイス・セベリーノ投手とともに「三重の脅威」と紹介したが、返信欄には異論の声が溢れかえった。
今季ア・リーグ地区シリーズでレッドソックスに敗れたヤンキースは先発ローテーションの大型補強第一弾を実現した。パクストンは5月8日の敵地ブルージェイズ戦でノーヒットノーランを達成。今季は28試合に先発し、11勝6敗、防御率3.76の成績を収めていた。
MLB公式ツイッターもピンストライプの名門の補強第一弾を大々的に紹介。セベリーノ、田中を左右に配置し、ヤンキースのユニフォーム姿のパクストンの3ショットとともに、「三重の脅威」と紹介。目を大きく広げ、驚きの顔写真も添えているが、返信欄にはファンからの物言いで溢れている。
「これは怖くないぞ」
「ノー、三重の脅威ではない」
「デグロム、シンダーガード、ウィーラーの方が上だ」
「心配の必要ゼロ。ブレイク・スネルは3人合わせても上」
「セール、イオバルディ、プライスの方が10倍上だ」
「脅威だって?」
「メッツの先発ローテーションの後半部分」
「プレーオフ初戦負けでいいのか?」
「どこが脅威だ」
「自分ならスネル、オープナー、オープナーを取るね」
「まったく、このローテに恐怖はない。これがヤンキースの加える唯一のピースだとすれば、本当に恥ずかしい」
30歳左腕を加えた、ヤンキース先発トリオに「さほど脅威ではない」という厳しいファンの声が続く中、ヤンキースファンは忍耐モードだった。
「もう一人、エースが必要だ」
「コービンを待て」
「コービンが来れば、四重の脅威だ」
「コービンとマチャドの契約はこれからだ」
ダイヤモンドバックスからフリーエージェントになった左腕パトリック・コービン投手の獲得と、ドジャースからFAになった今オフの目玉、マニー・マチャド遊撃手の補強に対する待望論が高まりを見せていた。
(Full-Count編集部)