西武高橋光が300万円減も“エース番号”継承 「恥じないようにやっていきたい」
肩の故障などもあり2年連続で力になれず「一から身体を見つめ直して」
西武は21日、埼玉・所沢のメットライフドームで契約更改を行い、4年目の高橋光成投手は300万円ダウンの推定1850万円でサインした。
菊池雄星、十亀剣、ウルフ、多和田真三郎に次ぐ先発ローテーションの一角として、シーズン通しての活躍が期待されたが、肩の故障などもあり、わずか3試合の登板にとどまった。「ケガをして、1年間投げられなかったということを、2年連続で繰り返してしまった。今後の課題だと思っています。オフ期間中、一から身体を見つめ直して、トレーニングや治療をしっかりとやって、ケガをしないフォームを身につけたい」と、来季を見据えた。
また、「来シーズンから、背番号が変わることになりました」と、自ら報告。入団時から憧れ、師と仰いできた西口文也投手コーチの代名詞ともいえる背番号「13」を継承することとなった。西口コーチ本人にはすでに報告済みで、「ぜひ着けて欲しい」との快諾を得たという。
渡辺久信シニアディレクター兼編成部長は、「うちにとっては重い番号。本人的にもケガなどもあり、ここ2年ぐらいは思うような仕事ができていない。プロ野球選手としてまだまだ未熟な部分があるので『13』を背負うことによって気持ちが引き締まったと思う」と、期待を込めた。
本人も念願が叶い「(13番は)西武のエース番号だと思っています。重いものですが、恥じないようにやっていきたいと思います」と、今後の成長を固く誓っていた。また、この日、藤田航生、川越誠司、西川愛也、綱島龍生、金子一輝、中塚駿太も、それぞれ契約を更改した。
(上岡真里江 / Marie Kamioka)