MLB先発投手トップ30に日本人2人 ダルビッシュは「健康なら真の支配者」
MLBエース級の評価を手にしたのは…
米CBSスポーツが先発投手トップ30を選出する特集記事を掲載。日本人投手ではダルビッシュ有(レンジャーズ)、田中将大(ヤンキース)の2人がランクインした。
トップ5にはクレイトン・カーショー(ドジャース)、デビッド・プライス(レッドソックス)、ジェイク・アリエッタ(カブス)、ザック・グリンキー(ダイヤモンドバックス)、マックス・シャーザー(ナショナルズ)と錚々たる顔ぶれが名前を連ねた今回のランキング。30球団あるMLBの中のトップ30という評価は、各チームのエース級と見られていることを意味する。
右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)で昨季全休だったダルビッシュは25位でランクインした。
「信じられないほど高尚なキャリアK%(打席数÷奪三振)30.1という数字が明示するように、健康なとき、ダルビッシュは真の支配者だ。2012~13シーズンには平均200イニング以上(2シーズンで計401イニング)を記録していた。しかしながら、(メジャー)キャリア初期に彼は首、肩、肘に問題を抱え、2015年シーズンはトミー・ジョン手術で全休した」
記事では、このように指摘。やはり、怪我の多さが懸念材料となってこの順位にとどまっているようだ。裏を返せば、健康でさえいれば、トップ10やトップ5に入る実力は十分にあると見られているとも取れる。昨季全休でこの位置にいるだけに、5月以降の復帰が見込まれている今季、いきなり圧巻の投球を見せるようなことがあれば、評価は再上昇するだろう。