巨人新加入の万能内野手クルーズ 守備の巧さ、3つのポイントは?

軽快な動き見せるクルーズ、高度な技術備える守備力

 ロッテから巨人に移籍してきたルイス・クルーズ内野手が軽快な動きを見せている。昨年は二塁手でパ・リーグのゴールデングラブ賞を獲得。レギュラーが固定できていないセカンドや、村田、岡本に加わって三塁争いにも名前が挙がる。クルーズの守備の魅力とは一体どこにあるのだろうか。

 まずは捕球してからの送球までの動きが速い。グラブにボールが入ったと思ったら、すぐに投げる右手に持ち替えられている。

 プロの目によると、クルーズは取る瞬間にしっかりと捕球するのではなく、一瞬、グラブを前に出してボールを弾き、握る手にボールを持ち替えるという高度な技術を行っているという。これはすぐに習得できるわけではなく、小さな頃からの鍛錬によって備わったもの。なかなかマネができる技術ではない。

 続いて、腕の力が強いことも挙げられる。簡単に言えば「手投げ」でもリストが強いため、一塁へ強いボールを投げることができる。日本人選手は捕球してからきちんとステップを踏み、送球する。だが、クルーズは捕球し、すぐボールを手に持ち替え、その流れの中で腕だけの力で一塁に送球できる。そのため、無駄な動き、時間がない。

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