元DeNAのグリエル兄弟がキューバから亡命か 米複数メディアが報じる
メジャー移籍を目指して亡命か
元DeNAのユリエスキ・グリエル内野手(31)と弟のルルデス・グリエル・ジュニア内野手(22)がキューバから亡命した模様だと海外メディアが伝えている。米エル・ヌエボ・ヘラルド紙やMLB公式サイトなど複数メディアが伝えたもので、米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」も「両選手ともメジャーリーグ球団との契約を目指す」と伝えている。
グリエル兄弟はドミニカ共和国で開催されたカリビアン・シリーズにキューバ代表として出場。MLB公式サイトは両選手が現地でメジャーのスカウト陣から高い評価を受けている様子を伝えていた。MLB公式サイトのロジャース記者らによると兄弟はカリビアン・シリーズ終了後に亡命した模様だという。
キューバ屈指の大物選手と言われるグリエルは2014年途中にDeNA入団。1年目は62試合に出場し、打率.305、11本塁打、30打点の成績を残したものの、翌2015年はキューバの国内リーグに出場した後、ケガの治療を理由に再来日を延期。その後、契約違反により契約解除となった。また、弟のルルデスも同時期に故障を理由に来日が延期となり、制限選手の措置が取られ、その後、退団となっていた。
DeNAを退団後、グリエル兄弟は現地メディアにメジャー挑戦の夢を語っていたが、これまでのキューバ出身選手に多く見られたような亡命という手段ではなく、キューバ政府による正規ルートの確立を待つ姿勢も見せていた。両選手は亡命によりメジャー球団との契約を手にするのか。今後の動向が注目される。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count