DeNA中井が入団会見「巨人をいい意味で見返したい」年俸1200万円、背番号「0」
対戦してみたい投手は「同級生という意味で、智之」
DeNAと来季契約を結んだ中井大介内野手が26日、横浜市内の球団事務所で入団会見を行った。推定年俸は1200万円で背番号は「0」。中井は「新しい世界に飛び込んで行く気持ちで一から頑張りたい」と意気込んだ。
宇治山田高から2007年高校生ドラフト3巡目で巨人入りした中井は、2009年に1軍デビュー。今季まで通算10年で345試合に出場し、打率.244、11本塁打、54打点、8盗塁の成績を残したが、今季終了後に戦力外通告を受けた。その後、11月13日に12球団合同トライアウトを受け、DeNAが獲得を表明した。
三原専務取締球団代表は「巨人を戦力外になったと聞いた時から獲得したいと思った」と早期段階から興味を持っていたと明かした。また「内外野ともに守れる。パンチ力があって右に打てる」と戦力として大いに期待した。
中井は「巨人を戦力外になり、戸惑いもあったが、DeNAさんに声を掛けていただいた。ホッとしたのが率直な気持ち。どうなるのか不安な気持ちは多少なりともあった」と率直な気持ちを吐露。DeNAと契約をしたことを、巨人では高橋由伸前監督に真っ先に報告し、「まだ来年やれるチャンスをいただいたんだから、しっかり頑張るように」と声を掛けられたという。
自身について「ユーティリティとして内外野守れるのが自分の武器。でも、一番勝負したいのはバッティング」と話した。さらに「心機一転じゃないけど、気持ちを新たに、新しいユニホームを着てもう1回勝負。新しい世界に飛び込んで行く気持ちで一から頑張りたい」と意気込んだ。
来季、巨人と対戦することは「まだ想像がつかない」というが、「この世界に入るきっかけを与えてくれた。11年間は財産。DeNAでチームに貢献して活躍することが巨人への恩返し。いい意味で見返す、戦力外にしたことを後悔させる意気込みでやりたい」と笑顔。対戦したい投手として「同級生という意味で、智之(菅野)とはなかなか対戦する機会がなかったので、打席に立ってみたい思いはある」と対戦を呼びかけた。
(Full-Count編集部)