ロッテ井口監督が独白「今一番うちに足りないところ」 勝つための必須条件とは
中村、井上らに寄せる期待「若い選手が引っ張っていくチームに」
昨季限りで現役生活に終止符を打つと、今季からすぐにロッテで指揮を執ることになった井口資仁監督。「マクレ」をスローガンに戦った今季は、昨季のリーグ最下位からの脱出は図れたものの、終盤に失速して5位に終わった。目標の優勝こそ果たせなかったが、来季以降につながる手応えを、そこかしこで感じたシーズン。選手から監督という立場から見たチームは、その目にどう映ったのだろうか。Full-Countの独占インタビューで明かした監督の本音をお届けする。
――実際に監督になり、想像以上に大変なこともあったのでは。
「大変なことはあまりなかったですね。ただ、今まであまり勝ち癖がついていないチームなんで、そういう意味では、一気に崩れてしまう脆さっていうのがあった。メンタルの弱さみたいなものがチーム全体にあるのかなって」
――それが夏場以降に失速した原因の1つですか。
「そうですね。立て直しが利かない。そこで引っ張っていくリーダーも、ちょっといないなって。どうしても自分で手一杯になってしまう選手が多いこともありますね。その辺は、言葉をかけながらチームをどう盛り上げていくかっていうことは若い選手には言っています。(中村)奨吾あたりが、今すごく変わってきてくれて、リードを取ろうとしている。やっぱり彼には背負って立ち、引っ張っていってほしいと思いますね」