野球とアメフトの大学生“二刀流”スター、MLBを選択 NFLは「諦める」
アメフトでもスーパースター、「NFLでもプレーできる自信はある」も…
エンゼルスの大谷翔平投手はメジャーで100年ぶりの二刀流としてセンセーションを巻き起こし、日本人史上4人目の新人王に輝いた。その“挑戦”は称賛を浴びたが、米国では他競技との二刀流で注目を浴びるアスリートも度々登場する。現在もカレッジ界で野球とアメフトを“兼務”したスーパースターの決断が大きな話題を集めており、MLB公式サイトが特集している。
次代のメジャースポーツのスーパースター候補として注目を集めているのはオクラホマ大のクオーターバック、カイラー・マレーだ。
今季11勝1敗と快走するチームの司令塔は、12試合で37タッチダウンを記録。走っても853ヤードで11得点とスーパーアスリートぶりを見せつけ、大学アメフト界年間最優秀選手に与えられる「ハイズマン賞」最有力候補に挙げられている。
NFLでスーパースターとしてのキャリアが期待される花形のQB。しかし、アメフトの道を歩むつもりはないようだ。MLBのアスレチックスから1巡目(全体9位)指名を受けた男は、466万ドル(約5億3000万円)の契約金とともにメジャーリーガーの道を進むことになるという。
「NFLでもプレーできる自信はある。でも、(アメフトを)諦めることが、現状での計画なんだ」
記事によると、大物代理人のスコット・ボラス氏と契約しているマレーは、こう語ったという。野球選手としての定位置はセンター。公式戦51試合で打率.296、10本塁打、47打点という成績を残している。
MLB公式サイトは「2種目のスターはスプリングトレーニングで野球のユニフォームを再び着ることが予想されている」と言及。今季は開幕前から投打二刀流の大谷が米国の話題を集めたが、2種目での二刀流の新星マレーも来季大きな注目を集めそうだ。
(Full-Count編集部)