日ハム吉川がこだわる直球の質 理想は「ダルビッシュさんのボール」!?
初の打撃投手で安打性は4本のみ、キャンプでの狙いとは?
日本ハムの吉川光夫投手が12日(日本時間13日)、米アリゾナキャンプで初の打撃投手を務めた。高卒2年目の高浜を相手に直球のみ30球。テンポ良い投球で、安打性4本に抑えた。
昨季は開幕から勝ち星を積み重ね、11勝8敗、防御率3.84。リーグMVPに輝いた12年以来3年ぶりの2桁勝利を挙げ、復活を印象づけた。
アリゾナキャンプ中の実戦登板の予定はないが、これも栗山監督ら首脳陣の信頼の証しだ。今季目標に200イニング、15勝を掲げる左腕が、今季にかける思いやキャンプでの狙いなどを明かした。
――打撃投手を務めた感触は?
「しっかりストライクを投げられて良かったと思います。打撃投手の時はストレートしか投げないようにしてます。ストライクが1番入る確率が高い球を選択して、その中でシーズン通して真っすぐで勝負する。それがいいと思います」
――ここまでの仕上がりは?
「順調に、いいペースで来ていると思います。仕上がりというよりもボールの角度が良くなってきました。右打者のインコースに行った球が打者が見逃して、ビックリするような顔をするようになってきた。何球か、そういった球があったので、良くなっていると思います」