「1年前の今頃は…」 “無念の誕生日”から1年、日ハム大嶋が生き残りアピール
昨年は誕生日に肉離れで離脱、2点二塁打に「今年は良かったです」
早大ソフトボール部出身の日本ハム・大嶋匠捕手が、1軍キャンプ生き残りへ猛アピールした。
13日(日本時間14日)に米アリゾナ州ピオリアで行われた韓国NCとの練習試合で、4回守りから一塁で途中出場。3点を追う9回2死一、二塁で外角直球を左翼線へ打ち返す2点二塁打を放った。
1ストライクからの2球目を打ち、「打ったのは真っすぐです。積極的に打とうとした打席。それが出来て良かった」。一矢報いる勝負強い打撃に、米国のファンから温かい拍手が送られた。
14日は自身の26回目の誕生日。昨年は4年目で初のキャンプ1軍スタートだったが、誕生日に左太もも裏を肉離れ。無念の離脱となり、1軍出場はなかった。「1年前の今頃は足を引きずってましたね。今年は良かったです」。小麦色に焼けた顔に笑顔を作った。
栗山監督は名護キャンプが始まる17日に4人程度の1、2軍の入れ替えを示唆している。この日は一塁での出場で、まだマスクに不安のある大嶋は代打枠で勝負となる。
「実戦が始まって、みんな結果を残している。負けてられないです」
勝負の5年目。大嶋の負けられない戦いはまだ続く。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count