日本ハム浅間が1100万円でサイン 出場機会求め三塁挑戦「数を受けるしかない」

契約更改に臨んだ日本ハム・浅間大基【写真:石川加奈子】
契約更改に臨んだ日本ハム・浅間大基【写真:石川加奈子】

来年1月は近藤と自主トレを予定

 日本ハムの浅間大基外野手が30日、札幌の球団事務所で契約更改を行い、190万円増の1100万円でサインした(金額は推定)。

 更改後の会見では5年目を迎える来季のレギュラー奪取を誓った。「まずはキャンプをしっかりやって、開幕スタメン。そこから1年通してレギュラーとして活躍し続けるというのが目標です。3割は打ちたいですし、ホームランも10本以上打てたらレギュラーとしていい選手だと思う。そういったところにもこだわってやっていきたいと思っています」と言い切った。

 昨年11月に行った腰部椎間板ヘルニア内視鏡手術から復帰した今季は、7月29日に1軍昇格。31試合に出場して88打数21安打7打点3本塁打1盗塁、打率.239の成績を残した。後半は「1番・右翼」で先発する機会も多く、来季の飛躍に期待がかかる。

 秋季キャンプから人生初の「三塁」にも挑戦している。指示を受けた時には驚いたというが「バッティングを生かしたいという考えが球団にあると思う。僕もどこでもいいので試合出たいので、本当にありがたいなと思いました」と意欲的に取り組んでいる。

 三塁手として求められる細かいステップに戸惑いながら、キャンプ後も地道に練習を続けている。「早く慣れないと試合に出られないので、数を受けるしかないと思います」と本格コンバートに備える。

 もちろん外野手の練習も同時進行だ。「バッティングの方を期待されていると思うので、サードをやるのか外野をやるのか分からないですけど、両方準備しながらバッティングを一番に考えたいと思います」と言う。

 来年1月には、鹿児島県徳之島で横浜高の先輩でもある近藤健介捕手と合同自主トレを予定。球界屈指のバットコントールを誇る先輩から技術を盗み、成長につなげる考えだ。

(石川加奈子 / Kanako Ishikawa)

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