イチロー3000安打達成へ、マ軍が「カウントダウン計画」 球団社長明かす
マーリンズ球団社長「彼は最も偉大な打者としてメジャー史に残る」
マーリンズのイチロー外野手は今季、残り65本に迫ったMLB通算3000本安打の金字塔に挑む。デビッド・サムソン球団社長は単独インタビューに応じ、メジャーで通算30人目となる大記録に向けてチームが進める「カウントダウン計画」を明らかにしている。
今月、成田市内で野球教室を行い、オリックスの宮崎キャンプを視察するなど1週間日本に滞在したサムソン社長は、メジャー16年目のシーズンを迎えるレジェンドのマイルストーンについてプランを明らかにした。
「彼は最も偉大な打者としてメジャー史に残るでしょう。3000本安打については何かしらセレモニーを行う予定です。でも、まずはイチロー次第です。彼と話す必要があります。彼はすごく謙虚で落ち着いた人間です。そして、多くの注目を浴びることを好まない人間でもあります。
彼は昨年、タイ・カッブの安打記録を破りました。我々はスタジアムでもお祝いしましたが、実はクラブハウスでは大パーティーでした。3000本安打はフィールド上、そして、フィールド外でも大々的に祝うことになります」
サムソン社長は大記録に挑戦するイチローと話し、その意向をまず確認する方針だとしている。昨年8月15日のカージナルス戦で日米通算4129安打を記録し、「球聖」と呼ばれるタイ・カッブの持つメジャー歴代2位の記録を抜き去った際には、敵地ブッシュ・スタジアムの観衆から大きな拍手を受けたイチロー。その裏では、クラブハウスで盛大に祝っていたこともサムソン社長は明かした。