今季終了後にFAの田澤純一、レッドソックス残留を熱望!? 地元記者に明かす
地元紙記者ツイート、「とてもレッドソックスに残りたがっている」
今季終了後にフリーエージェント(FA)となる田澤純一投手が、地元メディアにレッドソックス残留を熱望していると明かしている。
地元紙「ボストン・グローブ」でレッドソックス番を務めるピート・エイブラハム記者は、キャンプインを前に田澤を取材したことをツイッターで報告。昨季、61試合の登板で2勝7敗、防御率4.14の成績だった右腕は、チームがその働きを評価していることに「感謝している」と述べたという。
さらに、エイブラハム記者は「シーズン終了後にフリーエージェントになる田澤は、とてもレッドソックスに残りたがっていて、再契約が成立することを望んでいる」ともツイートした。
田澤は社会人・新日本石油ENEOS時代の2008年、メジャー挑戦の意思を表明し、NPB12球団宛にドラフト会議で自身の指名を見送るよう求める文書を送付した。その後、レッドソックスと契約。マイナーから這い上がり、右肘靭帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)なども乗り越えてセットアッパーの地位を確立した。
2013年には、クローザーの上原浩治投手とともにワールドシリーズ制覇に大きく貢献。昨季もブルペンに欠かせない存在として活躍したが、シーズン終盤に失速し、最後は休養していた。
オフには年俸調停を申請。当初は145万ドル(約1億6500万円)の開きがあるとも報じられたが、337万5000ドル(約3億8000万円)の1年契約で合意していた。今季はブルペンを強化してシーズンに臨むレッドソックスだが、田澤は同じように存在感を発揮し、残留することになるのだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count