元Gマイコラス、地元セントルイスで表彰受ける「まずローレンに感謝したい」
カ軍地元セントルイスでスポーツ表彰受ける
今シーズン、カージナルスで18勝4敗、防御率2.83でナ・リーグ最多勝のタイトルを獲得した元巨人のマイルズ・マイコラス投手が、地元セントルイスのスポーツ表彰である「ジャック・バック・アワード」のスポーツパーソナリティ・オブ・ザ・イヤー部門を受賞。その表彰式に出席した。地元ラジオ局「KMOX」が4日(日本時間5日)に伝えた。
「ジャック・バック・アワード」はセントルイスのスポーツ界における偉大なアスリートたちに授与する賞で、過去には華麗な守備で「オズの魔法使い」と呼ばれたカージナルスのスーパースター、オジー・スミス氏や、カージナルス時代のアルバート・プホルスらも受賞している。
授賞式に出席したマイコラスは、スピーチで「まず初めに、本日出席できなかった私の妻であるローレンに感謝したいと思います。彼女は自宅で子供たちの世話をしています。恐らく今頃、起きて(子供たちは)泣き叫んでいるでしょう。(泣くのは)大体夜のこの時間帯なので」と、美人妻として日本で人気を誇ったローレンさんに感謝。そして幼少時のエピソード、カージナルスとの意外なつながりなどを明かした。
マイコラスの母親は、リトルリーグの試合でマイコラスが投げている時、応援に熱くなりすぎて退場させられたことがあったという。息子の投球がストライクかボールかで審判と母親が言い争い、試合が終わるまで観戦を禁じられて駐車場の車の中で待機するよう命じられることもあったとか。マイコラスによると「彼女が試合に長いこと残れるように、私はストライクをたくさん投げざるを得ませんでした」。精密なコントロールでストライクを先行させ、打者を打ち取れるのは、母の“大暴れ”が原点だったのかも知れない。
もうひとつのエピソードとして、マイコラスは、出身地のフロリダ州ジュピターがカージナルスのスプリングトレーニング地であることを挙げた。母親は学校帰りにマイコラスを迎えに来て、カージナルスが行う練習試合やオープン戦によく連れていってくれたという。「母にもすごく感謝しています。ありがとう」とマイコラス。昔も今も、家族の支えがマイコラスの原動力になっているのは間違いないようだ。
(Full-Count編集部)