「なぜ学ばない?」―プイグの強すぎる肩、MLB公式が補殺集で選手に“警告”
「MLBキューバ」がツイッターで公開「なぜ彼らは試そうとするのか?」
ドジャースのヤシエル・プイグ外野手の魅力といえば、抜群の身体能力。精神的にムラがあり、集中力を欠く場面もあるが、気持ちが入っているときはとんでもないプレーを見せる。特に、その強肩はメジャートップクラスとされているが、「MLBキューバ」が補殺の場面をまとめた動画を公開し、「なぜ学ばない?」とメジャーリーガーに改めて“警告”している。
「MLBキューバ」が公式ツイッターで公開したのは、32秒の映像。プイグの3つの補殺が収められている。
1つ目は敵地クアーズ・フィールドでのロッキーズ戦。ライトの定位置でプイグがフライをキャッチすると、二塁走者のダールがタッチアップした。しかし、プイグが小さなテークバックからほぼワンステップで腕を振る。ボールはワンバウンドで三塁マチャドのグラブへ。ストライク送球でアウトに仕留めた。
2つ目も同じクアーズ・フィールドでのロッキーズ戦。ライト線への大飛球を背走したプイグが好捕。すると、後ろにステップを踏む苦しい体勢から、一塁へ強いボールを送る。飛び出していた一塁走者は戻ることができず、悠々アウト。“地肩”の強さを見せつける送球だ。
3つ目は本拠地ドジャースタジアムでのパドレス戦のプレー。二塁走者のマーゴットがタッチアップすると、ライトの定位置で捕球したプイグが素早く三塁へボールを送る。こちらはノーバウンドのダイレクト送球。三塁手のグラブにピタリと収まる正確な一投でマーゴットを刺した。
そして、最後は敵地チェイス・フィールドでのダイヤモンドバックス戦。ライトのウォーニングゾーンでフライを掴んだプイグは、一回転して二塁にボールを投げた。タッチアップで積極的に二塁を狙った俊足のマルテをダイレクト送球でアウトに仕留める。まさに驚異的な身体能力だ。
「MLBキューバ」の公式ツイッターでは、この動画に「ヤシエル・プイグはメジャーリーグで6年プレーしているが、彼らはまだ彼の肩をリスペクトすることを学んでいない。なぜ何が起こるか分かっているのに、彼らは試そうとするのだろうか?」との文言を添えた。来季も多くの走者がこの強肩の餌食となりそうだ。