DeNAの課題を解消するのは「ハマの金剛力士像」!? 存在感増すドラ4捕手
キャンプでアピール続ける戸柱、正捕手へバットでもリードでも高まる評価
長らく扇の要が不在だったベイスターズに新人正捕手が誕生するかもしれない。
DeNA・戸柱恭孝。ドラフト4位で入団したルーキー捕手は、春季キャンプで猛アピールを続けている。
鮮烈なインパクトを残したのは、13日の練習試合・ヤクルト戦だった。昨季のリーグ覇者で勝ちパターンの救援陣の一角を担ってきた左腕・久古から豪快な2ラン。対外試合では12球団ルーキー1号となるアーチで、ラミレス監督に就任後初勝利をプレゼントした。
もちろん、バットだけではない。リード面でも評価が高まっている。
すでに実戦5試合でスタメンマスクをかぶった。ラミレス監督が掲げる「内角攻め」を忠実に実践。捕手への配球のサインを自ら出すことを語っていた指揮官も、戸柱が出場する試合はサインを自重する機会が目立つ。その点からも監督からの信頼が厚いことがうかがえる。昨季にはプロ野球ワースト記録の68暴投を記録した課題のバッテリー陣において、日に日に存在感が増している。