イチローの本塁打“強奪”で幕開け…MLB公式の2018年フェンス際美技集が凄い
MLB公式サイトが公開、イチローのスーパーキャッチから始まる美技集
外野手の最高の見せ場とは、どんな場面だろうか。フライやライナーを地面ギリギリで捕球するダイビングキャッチ、走者を強肩で刺す補殺などとともに、“ホームランキャッチ”もファンの喝采を呼ぶ。メジャーリーグでは、2018年も多くのファインプレーが生まれたが、外野手のフェンス際の美技をまとめた動画をMLB公式サイトが公開。マリナーズのイチロー外野手が開幕直後に見せた本塁打“強奪”キャッチが再び脚光を浴びている。
MLB公式サイトのスペイン語版ツイッターが投稿した1分27秒の動画には、「この#DomingoDefensivoが2018年シーズン、最高のフェンス際キャッチを思い出させてくれる」との文言が添えられている。「#DomingoDefensivo」は美技を振り返る企画で、今季の外野手のスーパーキャッチがまとめられている。
ここに真っ先に登場するのが、44歳で開幕を迎えたイチロー外野手が開幕2戦目の3月31日(日本時間4月1日)本拠地インディアンス戦で見せた美技だ。「9番・左翼」でスタメンに名を連ねていた背番号51は、3回にレフトフェンスを越えようとしていた先頭ラミレスの大飛球をジャンピングキャッチ。完璧なタイミングでグラブを伸ばし、フェンスにぶつかりながら、ホームランを“強奪”した。
6年ぶりにセーフコ・フィールドにマリナーズの選手として戻ってきたスーパースターのファインプレーにマリナーズファンはスタンディングオベーション。試合後、イチローは「いや、レフトで経験がないので、そこの難しさは少しありました。ただ、捕りますけど」と笑みを浮かべて振り返った。その後、会長付特別補佐に就任して試合に出ることはなくなったイチローだが、開幕戦を日本で迎える来季の“復帰“に向けてトレーニングを続けている。
この他、動画ではアストロズのレディック、フィリーズのヘレーラ、アストロズのピスコッティの“ホームランキャッチ”など、フェンス際の好プレーが次々と登場。イチローから始まる美技集は見せ場の連続となっている。