正念場の8年目 巨人・大田泰示が取り組んでいることとは

ブレークし切れずに8年目迎える期待の大砲

 見逃せばボール球だったかもしれない。巨人・大田泰示外野手は高めの球を振り抜いた。大きな放物線を左中間へ描いた。

 ファーストストライクから振り、「積極的にいくことを意識しましたね。とにかく自分のパフォーマンスをしっかり発揮できるようにやりたい」。24日に那覇で行われた中日との練習試合。7回の打席でホームランが飛び出した。

 毎年、期待をかけられながら、オープン戦を迎える。今年はいけると思わせるのだが、ブレークにはつながっていない。何かを変えないといけない、と秋季キャンプから内田順三コーチの指導の下、フォームを変更した。

 自然体でリラックスすることを心がけて、肩に力が入らないところで構える。当たれば飛ぶパワーの持ち主。インパクトの瞬間だけ力を入れ、スイングをしている。構えだけでなく、足の上げ下げも力感をなくし、ボールを捉える瞬間だけを意識するように心がける。

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