新生DeNA、キャンプで見えた収穫と課題 新戦力台頭もセンターラインは…

28日間の宜野湾キャンプが終了、ラミレス新監督はチームを強化できたのか

 DeNAが28日に韓国プロ野球・ネクソンと練習試合を行い、2-5で敗戦。沖縄・宜野湾で1日から汗を流してきた春季キャンプを打ち上げた。

 今季から就任したラミレス新監督が連日大きな注目を集めたが、昨季最下位に沈んだチームを強化できたのか。28日間で見えた収穫と課題を総括したい。

 収穫でいえば、指揮官がキャンプMVPに選出した投打の新戦力が生まれたことだろう。投手ではドラフト1位の新人・今永昇太が実戦2試合で7回無失点とアピール。野手では5年目の飛雄馬が実戦で安打を量産し、鮮烈な印象を残した。

 特に今永が目指す開幕ローテーション入りへの争いは、激しいサバイバルが繰り広げられている。

 開幕投手に内定している山口は新球のワンシームも冴え、好調をキープ。実績十分な久保康、井納も順調に調整を続けている。ここまではローテ当確といえる。

 さらにモスコーソに加え、新助っ人のペトリックも結果を残し、三嶋、石田、今永の若手も好調。昨季ブレイクした砂田とドラフト2位の熊原は実戦では今ひとつ結果はついてきていないものの、実力は十分。これに大ベテラン・三浦を加えて、残り3枠を争うことになる。先発投手陣は昨季より層が厚くなったのは間違いない。

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