G岡本、T高山、SB上林…2016年プロ野球、ブレーク期待の若手選手は?

前オリックス監督・森脇氏が見る若手選手の台頭

 各球団ともに約1か月に及ぶ春季キャンプを打ち上げ、開幕に向けオープン戦、練習試合といった実戦モードに突入した。12球団の監督は開幕1軍メンバーを絞り込む作業に頭を悩ます時期だろう。

 期待の若手、新外国人の戦力値を見極めることがシーズンを勝ち抜くことにもつながっていく。今回はダイエー、ソフトバンク、巨人、オリックスでコーチ、監督と18年間指導者を務めた森脇浩司氏に若手選手の起用法について聞いてみた。

 近年のプロ野球界を見てみると若手選手を積極的に起用するチームが増えてきている。今キャンプでは高卒新人の楽天・オコエ、ロッテ・平沢が活躍しマスコミを賑わした。2年目となる巨人・岡本、西武・高橋光もすでに1軍を狙える位置につけている。

 中でも過去に本塁打王を獲得し実績十分の村田とハイレベルな三塁争いを見せる岡本に森脇氏は「一発長打の印象は強いが、プロに入ってくる『ぽっちゃり型』の選手は非常にハンドリング、体の使い方が柔らかい。彼の特徴は長打も魅力だがプラスして守備、打撃にも柔らかさを持っていることです。この2つを持ち合わせている選手は勝負強い打撃もできる」と分析する。

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