前阪神のマートン、虫垂炎で出遅れ? カブスでのメジャー昇格へ険しい道
米メディア報じる、マイナー契約でメジャーキャンプ招待も「理想的な状況ではない」
昨年まで阪神で6年間プレーし、今季はカブスとマイナー契約を結んだマット・マートン外野手が、虫垂炎の手術で出遅れているとMLB公式サイトが報じている。マートンは招待選手としてメジャーキャンプに参加。開幕メジャーを目指している。
MLB公式サイトは「外野手のマット・マートンは、虫垂の除去手術が必要となった後、(調整が)遅れている。ロースター外でキャンプに招待されている34歳のマートンは、日本の阪神で6年間プレーし、カブスに復帰した」と伝えた。
また、この報道を受け、NBCスポーツもマートンの現状をレポート。「マット・マートンは現在、虫垂炎のために戦列を離れている」と見出しをつけ「いつ手術を受けたかは明らかになっていないが、ロースター外の招待選手として参加しているマートンにとっては、明らかに理想的な状況ではない」と報じている。
カブスの外野にはヘイワード、ファウラーといった実力者に、若手有望株ののソレアらもおり、強打の捕手シュワーバーも昨年からレフトで起用されている。また、ペレス、ビクトリーノとメジャーで実績のある選手が、マートンと同じように招待選手としてメジャーキャンプに参加中。メジャー昇格への道のりは険しい。
来日1年目の2010年にシーズン最多記録(当時)の214安打を放ち、2014年には打率.338で首位打者に輝くなど、阪神を支え続けた元助っ人は、メジャーへの切符を手にできるだろうか。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count