メジャー初黒星の田中将大が前を向く 「今日負けて、次の試合が僕の中ではすごく大事」
メジャー初黒星を喫した田中将大 試合後の一問一答
ヤンキースの田中将大投手が現地時間20日、敵地で行われたカブス戦に先発し、メジャー初黒星を喫した。6回8安打で自身メジャー最多となる4失点(自責3)。チームも1-6で敗れた。田中は楽天時代の2012年8月26日の日本ハム戦からレギュラーシーズンの連勝記録を継続していたが、これにより「34」でストップ。先発した試合では日米通算で42試合で無敗を誇っていたが、43試合ぶりの黒星となった。
試合後、取材に応じた田中はここまで続けてきた連勝について、「周りの力が必要なので、本当にみんなに感謝したい」とする一方で、「今日負けて、次の試合っていうのが僕の中ではすごく大事だと思っている」と次戦を見据えた。以下が主な一問一答。
――序盤は投手戦。3回から激しい雨で投球に影響があったのか?
「そうですね。まぁ、雨が降ってないときに比べれば、もちろん違うところっていうのは出てきますけども、そういった中で対応して投げなければいけないと思いますし、またそういったところで思うような投球が出来なかったというのが自分の未熟なところだと思うので、まぁ今日はそういうところが出てしまったのかなと思います」
――3回のボニファシオ、4回のオルトのタイムリーはボールが甘く入ってしまった?
「まぁ、今日はそこだけじゃなくて、すべて通してストライクゾーンに球がいってましたけど、バッターの打ちやすい高さ、コースに球が集まってしまっていたので、相手どうこうよりも自分が悪すぎましたよね、今日は」
――その中でも、4回の2者連続スクイズを防いだ場面は大きかった。
「スクイズというかランナーが走ってなかったんで、ピッチャーのハメルがバントしたときも、バントだけして3塁ランナーも全然動いていなかったので『これは簡単にアウト取れるな』って思いましたし、ボニファシオも自分が生きるバントで、(打球が転がったのは)いいところだったんですけど、3塁ランナーはスタートを切ってなかったので、『ああ、1塁は無理やな』と思いながら3塁ランナーが見えたんで、あそこは落ちついてアウトに出来たと思います」