5億7000万円の鷹・柳田が語った進化を続ける要因「自分に厳しく追い込めるか」
昨オフに結んだ5億×3年契約から、さらに7000万円増で契約更改
ソフトバンクの柳田悠岐外野手が21日、ヤフオクドーム内の球団事務所で契約更改交渉を行った。今季が5億円での変動制3年契約だったことが明らかになると同時に、来季はさらに7000万円アップ。球団史上最高年俸となる5億7000万円プラス出来高払いでサインした(金額は推定)。
交渉終了後に行われた会見。球団からの提示を見た柳田は思わず「これでいいんですか?」と問い返したという。昨オフに、変動制とはいえ3年契約を結んでいながら、さらなるベースアップ。想像以上の高い評価に、笑顔を浮かべながら、「ありがたいですし、感謝しかないです」と語った。
今季は一時離脱もありながら、130試合で打率.352で首位打者に輝き、3度目の挑戦で自身初となる100打点もクリアした。本塁打も36本塁打を放ち、申し分ない成績を残した。球団史上最高年俸の単独トップとなり「自分のお金は野球をやっているときは関係ないんで。グラウンドに立っているときは結果を出したいとしか思っていないんで。ただ責任感はあります。チームのためにより一層頑張りたい」と表情を引き締め直した。
球界トップの強打者となった柳田だが、「まだまだやれると思っています」とさらなる進化を目論む。年々凄みを増すその要因を「トレーニングを怠らないことじゃないですか。自分に厳しく追い込めるかが大事。相手も対策をしてくるので、このままでいいと思ったら成績は落ちていく。レベルアップしないと成績は上がってこないと思います」と語った。
来季の目標には「MVP」を掲げ、具体的な数字を「3割40本塁打100打点」に定めた柳田。「MVPは優勝しないと難しいタイトルなので。チームが優勝する中で抜群の成績を残したい」という。2014年に全試合出場を果たして以降は、4年連続で全試合出場を逃しており「全試合も目標。全試合出られれば、ある程度の数字は出ると思っています」。そのために必要なことを問われ「日頃の行いが大事かな」と、最後は独特の“ギータ節”で報道陣を笑わせた。
(Full-Count編集部)