止まらない阪神ドラ1新人 高山OP戦5戦連続安打、開幕スタメンへさらに前進
甲子園では高校時代から14試合連続安打
まさに甲子園の申し子だ。阪神のドラフト1位・高山俊のバットが止まらない。
8日の西武戦(甲子園)でオープン戦初の「2番・左翼」で先発出場すると初回の第1打席で厳しい内角のカットボールを右手1本ではじき返す右翼線二塁打をマーク。本人も「あれは良かったんじゃないですか」と自画自賛の一打だった。
この日は4打数1安打だったがオープン5試合連続安打となり通算3割1分6里と好調が続いている。
高山はこれ以上に驚異の数字を残している。日大三高時代の3年春の選抜大会から甲子園では14試合連続安打を記録。ベスト4入りした春、全国制覇を成し遂げた夏の高校時代、大学日本大表、そして阪神にプロ入り後も聖地でHランプを灯し続けている。
東京六大学通算安打数のリーグ記録を48年ぶりに塗り替える131安打を放った安打製造器。巧みなバットコントロールはプロでも十分に通用することを証明している。
それでも「まだまだ、対応できていない。実力的にも及んでいないと思う。(相手投手も)今が一番、いい時期ではないと思いますし、相手のことより自分のことです」と冷静に自らを分析する。
進化し続ける黄金ルーキーが開幕スタメンに向けまた一歩、近づいた。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count