田中将大はメジャー初黒星から立ち直れるか 26日の登板に向けて地元紙も「マサヒロ タナカが新たな連勝記録スタートを狙う」と特集
「負けた次の試合がすごく大事」と語る田中
25日(日本時間26日午前3時10分)のホワイトソックス戦に先発するヤンキースの田中将大投手について、地元紙ニューヨークポスト紙が「マサヒロ タナカが新たな連勝記録スタートを狙う」と特集で報じている。
今季からヤンキースに加入した田中は開幕から無傷の6連勝と驚異的な成績を残していたが、20日のカブス戦で自身メジャー最多となる4失点を喫し、6回で降板。初黒星を喫した。楽天時代から続いていたレギュラーシーズンの連勝は「34」で途切れ、先発した試合では実に43試合ぶりの黒星となった。
「スプリットだけではなく、すべてが自分のボールではなかった。自分の投げたいところにコントロールできなかった。試合中に理由が分かれば、修正できたはず」
現地メディアの取材に田中は通訳を介してカブス戦をこう振り返ったという。試合中は雷を伴う豪雨に見舞われ、決め球のスプリットが落ちず、速球も高めに浮いた。ジョー・ジラルディ監督も24日のホワイトソックス戦の勝利後に、田中のカブス戦での投球について、普段のスプリットの制球力がなかったと分析していたという。
「制球難は1度きりなのか?」
地元メディアからのこの質問に、田中は「試合で見ていてください」と言い切ったという。コンディション面についても「いつも通り」と話しており、中4日での登板に向けてきっちりと準備している様子をうかがわせた。
カブス戦の直後には、「今日負けて、次の試合というのが僕の中ではすごく大事だと思っているので、また次の登板までにしっかり準備して、次の登板を迎えたいと思う」と語っていた田中。無敗記録や連勝は途切れてしまったが、誰しもいつかは負けるもの。田中自身も、敗戦の直後にいかに結果を出すかを重要視している。
前回敗れたカブスと同じシカゴに本拠地を置くホワイトソックス。田中は敵地で新たな伝説の幕開けを目指す。
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フルカウント編集部●文 text by Full-Count