なぜこのタイミングで? ソフトバンク松坂が16日の西武戦に先発する理由

古巣の本拠地で1年ぶり1軍マウンドへ、登板後は再びファームで調整も…

「平成の怪物」が、ついに1軍のマウンドに帰ってくる。ソフトバンクの松坂大輔投手。昨年8月に右肩手術を受け、復活を目指している右腕が、3月16日、西武とのオープン戦(西武プリンスドーム)で先発のマウンドに立つという。

 ここまで順調にリハビリを進めてきた松坂。宮崎キャンプ終盤の2月28日に、術後初となるシミュレーションゲームに登板。3月3日には、B組(2、3軍)練習試合の韓国・斗山ベアーズ戦(アイビー)で実戦復帰を果たした。2イニング、20球。最速は141キロ止まりだったものの、1人の走者も許さない完全投球だった。

 同6日のB組の宮崎キャンプ打ち上げ後は、新設された福岡県筑後市内のファーム本拠地「Hawks ベースボールパーク筑後」で練習を続け、9日には2度目のシミュレーションゲームに登板。最速143キロをマークし、11日の全体練習から、ついに1軍に合流した。

 松坂の1軍での登板は、ほぼ1年ぶりとなる。昨年3月17日のロッテ戦(ヤフオクドーム)以来。この時は、登板翌日にインフルエンザを発症し、その後は度重なる右肩不安などで、リハビリ生活が続いた。そのまま1軍へ戻ることはなく、8月に手術に踏み切った。

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