新女房役が岩隈久志の“フル稼働”に太鼓判　「去年以上に活躍すると思うよ」

新加入のアイアネッタは「クマとの関係はバッチリ」

　マリナーズ・岩隈久志投手の新女房役となるクリス・アイアネッタ捕手が、日本人右腕の“フル稼働”に太鼓判を押している。

　岩隈はオープン戦3度目の先発マウンドとなった16日（日本時間17日）のジャイアンツ戦で2回2/3を投げ、7安打2四球5失点と珍しく乱調だった。ただ、この試合でマスクを被ったアイアネッタは試合後に「クマには問題ないよ。ストライクゾーンが少しおかしかった。スプリングキャンプでも疲労がちょうど溜まってくる時期。心配することはない」と語っていた。

　アイアネッタは11年シーズンからエンゼルスで主力捕手だったが、昨季終了後にFAに。元エンゼルスのジェリー・ディポト新GMがいるマリナーズに加入した。マリナーズでは現在、昨季の正捕手マイク・ズニーノがアクティブ・ロースターから外れ、ヘスス・スクレも60日間の故障者リスト（DL）に入っている。1年425万ドル（約4億7000万円）の契約を結んだアイアネッタこそが、岩隈の新女房役となりそうだ。

「クマとの関係はバッチリだ。彼に聞いてもらってほしいよ。いいボールも来ている。去年は前半戦は故障で本調子ではなかった。でも、彼のコンディションに何の問題もない。去年以上に活躍すると思うよ」

　うっすらヒゲを蓄えたアイアネッタは、岩隈との相性の良さを強調。ここまで順調に調整を続けている右腕の“フル稼働”を確信している様子だ。

　昨季は広背筋の炎症で序盤戦に出遅れたことが響き、9勝5敗と3年連続の二桁勝利はならなかった岩隈。今季はアイアネッタとともに、2年ぶりの2桁勝利とマリナーズにとって2001年以来のプレーオフ進出を目指す。

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フルカウント編集部●文　text by Full-Count