今季中にNPB移籍も視野? メッツマイナー2選手が日韓球界行き容認特別契約

メッツとマイナー契約を結んだライマー・リリアーノ【写真:Getty Images】
メッツとマイナー契約を結んだライマー・リリアーノ【写真:Getty Images】

27歳外野手リリアーノと31歳右腕コールマン

 メッツとマイナー契約を結んだライマー・リリアーノ外野手とケーシー・コールマン投手が、シーズン途中に日本球界もしくは韓国球界への移籍を容認する特別条項のついた契約を結んでいることが明らかになった。米全国紙「USAトゥデー」のボブ・ナイチンゲール記者、米スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のロバート・マーレー記者が自身のツイッターで伝えている。

 両選手の契約には、それぞれ「日本か韓国にプレー機会を求める際は、新たに契約する球団が移籍金を支払えば契約を破棄することができる」という特別条項が付いているという。これによりシーズン途中でも日韓球界への移籍が可能になっている。今オフに就任したブロディ・バンワグネンGMの前職は代理人だけに、選手の可能性を閉ざさない形の契約になったようだ。

 27歳外野手のリリアーノはドミニカ共和国出身で、2014年にパドレスでメジャーデビュー。昨季はエンゼルスとブルワーズの2球団に所属したが、いずれも傘下3Aでの出場に限られ、メジャー出場はなかった。メジャーでは通算59試合に出場し、打率.220、2本塁打、12打点、5盗塁の成績だが、3Aでは通算4シーズンで372試合に出場、打率.277、51本塁打、188打点、39盗塁をマークした。

 一方のコールマンはフロリダ州出身の31歳右腕で、2008年ドラフト15巡目でカブス入り。2010年に、メジャーデビューし、先発ローテの一角を担った。その後、ロイヤルズに移籍し、2014年にリリーフとして10試合投げたが、これを最後にメジャーでの登板はなし。マリナーズ、レイズ、アストロズ傘下のマイナーを経て、昨季は再びカブス傘下で開幕を迎えたがシーズン途中に解雇され、米独立リーグでプレーした。メジャー通算58試合(26先発)の登板で8勝13敗、防御率5.72、3Aでは通算214試合(70先発)で40勝31敗、防御率4.15の成績を収めている。

 NPB球団がシーズン途中に戦力補強を行う可能性は十分。この2選手の名前は覚えておいて損はないかもしれない。

(Full-Count編集部)

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