パ6球団の救援投手事情 2018年は楽天が好成績も最下位、西武は不振も…
パ・リーグ球団別、救援登板数上位5投手から見る数値は…
投手の分業が進む中、救援投手の役割はますます大きくなっている。各球団の主要な救援投手の成績を比較しよう。
パ・リーグ 救援登板数上位5人の投手成績と、その合計の数値を出した。
○西武 241登12勝8敗29S60H 204回 防3.71
平井克典 64登3勝1敗0S21H 53回 防3.40
野田昇吾 58登1勝1敗1S19H 41回 防3.51
ヒース 42登4勝1敗13S9H 39回2/3 防2.50
増田達至 41登2勝4敗14S2H 38回1/3 防5.17
ワグナー 36登2勝1敗1S9H 32回 防4.22
優勝した西武は、増田達至が不振に陥り、ヒースがクローザーに回った。中継ぎ陣はヒース、平井がまずますの働きだったが、優秀な救援陣とは言えなかった。強力打線の力で優勝したが、今季の救援陣は安泰とは言えない。
○ソフトバンク 289登14勝9敗38S79H 237回 防3.57
加治屋蓮 72登4勝3敗0S31H 66回2/3 防3.38
嘉弥真新也 67登2勝1敗0S 25H 33回 防2.45
森唯斗 66登2勝4敗37S6H 61回1/3 防2.79
モイネロ 49登5勝1敗0S13H 45回2/3 防4.53
二保旭 35登1勝0敗1S4H 30回1/3 防5.34
絶対的なクローザー、サファテが離脱した後を森がフォローしたのは素晴らしかった。岩嵜の穴は加治屋が埋めた。嘉弥真も左キラーとして活躍し、モイネロや先発から配置転換した石川や武田らのやり繰りで、2人の故障をカバーした。
○日本ハム 257登13勝12敗31S88H 246回2/3 防2.88
公文克彦 57登2勝0敗0S11H 54回 防2.17
宮西尚生 55登4勝3敗0S37H 45回 防1.80
トンキン 53登4勝4敗12S20H 51回 防3.71
石川直也 52登1勝2敗19S18H 48回2/3 防2.59
玉井大翔 40登2勝3敗0S2H 48回 防4.13
クローザーの増井がオリックスに移籍。後釜には当初、石川がまわったが、トンキンにスイッチし、また石川に戻った。ただ2回目の石川は安定感があった。昨季NPB最多ホールドとなった宮西と公文は万全。