マリナーズGM、菊池雄星の英語会見を改めて絶賛「私が見た最も勇敢な記者会見」

マリナーズ・菊池雄星【写真:AP】
マリナーズ・菊池雄星【写真:AP】

冒頭の挨拶に加え、現地記者との質疑応答も英語で対応

 マリナーズのジェリー・ディポトGMが、3日(日本時間4日)に行われた菊池雄星投手の入団会見を改めて絶賛した。西武からポスティングされた27歳左腕はマリナーズと変則4年契約を結び、臨んだ記者会見では流暢な英語を披露。球団公式ポッドキャスト「ザ・ウィールハウス」に出演したディポトGMは、「私が見た中で最も勇敢な記者会見だった」と称えた。

 入団会見で菊池は「Hi everyone, my name is Yusei Kikuchi of the Seattle Mariners(こんにちは、みなさん。シアトル・マリナーズの菊池雄星です)」と切り出すと、言い間違えることなく、英語で冒頭の挨拶をおこなった。さらに、地元記者との質疑応答でも、記者からの質問は聞き間違えることがないように通訳に訳してもらってはいたが、答えは自ら考えた英語で返した。

 ポッドキャストに登場したディポトGMは、長らく菊池獲得を狙っていたことを明かし、「いつポスティングされるのか目を光らせていた」と告白。さらに、実際に会ってみると「なんて素晴らしい若者だと思った」と感激を抑えられない様子だった。入団会見の前に、英語を披露する予定だと聞かされていたというが、堂々たる受け答えに感激。「どのような質問が来るかも分からず、答えを考えなければいけない状況だった。母国語が英語ではない選手としては、私が見た中で最も勇敢な記者会見だった。彼は素晴らしかった。大変な勇気を見せてくれた」と手放しで褒め続けた。

 これまで日本から移籍したばかりの選手は、冒頭の自己紹介こそ英語を使っても、質疑応答は通訳を介する形式をとっていた。15歳からメジャーでプレーしたいと目指し続けた菊池の強い思いが、入団会見の英語に現れていたのかもしれない。

(Full-Count編集部)

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