FOXスポーツ台湾で年間260試合超放映! 再びパ・リーグ主催試合放映権契約に合意
台湾からの観光客をパ各球場に呼び込むインバウンド施策も本格始動
1月12日、パ・リーグ6球団とパシフィックリーグマーケティング株式会社(以下PLM)が、FOXスポーツ台湾と2019年以降の台湾における3年間のパ・リーグ主催試合放送契約に合意し、引き続き年間260試合以上のパ・リーグ主催試合がライブ放送されることが決まったと発表した。
この合意記者会見は1月15日(火)の14時(日本時間15時)より台湾・台北にて行われ、日本ハムの王柏融外野手、ロッテのチェン・グァンユウ投手も出席する。
試合放映の対象となるのは、これまで同様にオープン戦(一部)、パ・リーグ主催公式戦(セ・パ交流戦含む)、クライマックスシリーズ。2016年からの3年契約に引き続き、1週間10試合以上(年間換算260試合以上)が台湾で放送される予定だ。
今回はさらに、年間400万人とも言われる台湾からの観光客をパ・リーグ各球場に呼び込むさまざまなインバウンド施策に、本格的に取り組むことにも言及。FOXスポーツ台湾での試合中継内におけるパ・リーグ6球団のチケット販売の告知や、FOXスポーツ台湾の総合スポーツ番組内での6球団グッズ紹介なども実施するという。
FOXスポーツ台湾では、2014年から当時、日本ハムに所属していた陽岱鋼外野手(現巨人)の試合を中心に試合放映を開始し、2016年からは3年間の契約をPLMと締結して1週間10試合以上(年間換算260試合以上)を放送してきた。今季からは新たに、王柏融という台湾屈指のスター選手が日本ハムに所属することが決まっており、これまで以上に台湾の野球ファンからのパ・リーグの試合に対する注目が高まることが予想される。
パ・リーグはこれまでも、FOXスポーツ台湾共同でのプロモーションとして台湾国内の地下鉄での選手肖像を用いた広告掲載や、公共バスラッピング、パブリックビューイング、さらには台湾プロ野球(CPBL)球場でのイベント開催を実施。PLM独自の施策としても、台湾での旅行博参加やCPBL球団との共同イベントなど、台湾国内におけるパ・リーグと日本プロ野球の認知・ファン拡大に取り組んできた。
2019年からの3年間は、台湾市場の拡大に向けてより一歩進んだ施策に取り組むことになるパ・リーグ。6球団の本拠地球場を訪れる台湾からの観光客がどれだけ増えるのかにも注目していきたい。
※2019年パ・リーグに所属する台湾出身選手一覧
<北海道日本ハムファイターズ>
王柏融選手(ワン・ボーロン)
<東北楽天ゴールデンイーグルス>
宋家豪投手(ソン・チャーホウ)
<埼玉西武ライオンズ>
廖任磊投手(リャオ・レンレイ)
郭俊麟投手(クォ・ジュンリン)
呉念庭選手(ウー・ネンティン)
<千葉ロッテマリーンズ>
陳冠宇投手(チェン・グァンユウ)
李杜軒選手(リー・トゥーシェン)
<オリックス・バファローズ>
張奕投手(チョウ・ヤク)※育成選手
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)