コーチは“優等生”ぶり評価も…ロッテ藤原は自らに及第点与えず、その理由は?
新人たちは“宿題”こなして合同自主トレへ、菊地コーチ「全員ほぼできていた」
ロッテ新人合同自主トレ2日目となった12日も全9選手が順調に練習メニューを消化した。新人選手たちがプロ生活をスタートさせてから早3日。ドラフト1位・藤原恭大外野手も「だいぶ慣れてきました」と、少し余裕も出てきた様子だ。
今まで別々の環境で練習していた年齢も体格も違う9人。プロ野球選手としてのトレーニングを知らない選手たちのために、新人合同自主トレのメニューをどのように組んでいるのか。
トレーニングを担当している菊地大祐2軍ストレングスコーチによると、「新人合同自主トレまでの間に、やってきてほしい”宿題”を出しています。それをやってきてもらうように入団会見後に伝えました」とのこと。12月4日の新入団会見以降、各選手はその“宿題”をこなして新人合同自主トレを迎えたというわけだ。
その内容について「体幹メニューとかですね。自分は体幹が苦手なので、毎日やっていました」と、藤原は明かす。そして、”宿題”メニューはこの自主トレでも行っているとのこと。菊地コーチは「初日(1月10日)に各選手の動きを確認しましたが、全員ほぼできていた」と、新人9選手の”優等生”ぶりを評価するが、藤原は自分に及第点を与えなかった。
「一緒のメニューでもしんどさが違う。家でできていたことがこっちでできていない。環境の変化もあると思うが、やり方が少し違っていたのかなと。正しいやり方でないと意味がないと思うので、今のうちにしっかり覚えて、しっかりとできるようにしたい」
ランニングとともに苦手と語る体幹メニューに真っ向から取り組むつもりだ。
順調な新人合同自主トレの滑り出しに「これから徐々に強度を上げて、実戦的な”野球の動き”を増やしていきます」と話す菊地コーチ。キャンプインまでのトレーニングプランはすでに固まっている。そのプランの元、9人の”優等生”たちは、キャンプインに向け、今後も調整を続ける。
(岩国誠 / Makoto Iwakuni)