オリ黒木、守護神・増井との合同自主トレに手応え 「実りある練習ができた」
今季は先発転向も視野に入れトレーニング「昨年以上に仕上がりは早い」
中継ぎから先発転向を視野に入れるオリックスの黒木優太投手が充実したオフを過ごしたことを明かした。12月は昨季に日本ハムからFA移籍してきた増井浩俊投手と合同自主トレを行い「コンディショニングのことなど、具体的には言えないが実りある練習ができた」と手応えを口にした。
ルーキーイヤーの2017年は55試合に登板し6勝3敗、25ホールド、防御率4.22と中継ぎの一角として活躍したが、昨季は39試合の登板に終わっていた。「実績ある方ですし、引き出しもある。増井さんは調子の波がほとんどなく実績を残している。聞きたいことが聞けました」。自ら志願しての合同自主トレは約2週間、マンツーマンで濃厚な時間を過ごしたという。
さらに、オフ期間中にイベントで楽天・則本とキャッチボールする機会があり「キャッチボールでカーブを投げていた。金子さんや西さんもやっていて何かあるのかなと。しっかり投げられる時はいい時、調子のバロメーターとして今は投げています」と、エース級右腕のルーチンワークを取り入れていることも明かした。
この日は正捕手の若月と球団施設でキャッチボールなどで汗を流した右腕。「昨年以上に仕上がりは早いです」と、春季キャンプが始まる2月1日から100%の投球ができる準備を行っていく。
西村監督はすでに金子、西の2枚看板が流出したこともあり黒木、山本ら昨季のリリーフ陣を先発に転向させるプランを明かしている。「どこのポジションでもシーズンを戦えるようトレーニングをして1年間通して戦えるようにしたい」。先輩たちからの“エキス”を取り入れ3年目のシーズンに挑む。
(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)