現地メディアがシーズン3分の1終了を前にヤンキースの総評を掲載 イチローについて「称賛に値するパフォーマンスを見せた」と高く評価
起用法が限定される中で奮闘するイチロー
ヤンキースは田中将大投手が先発予定の31日(日本時間6月1日)のツインズ戦で今季ちょうど3分の1となる54試合目を迎えるが、その節目を前に地元メディアが今季のチームの総評を掲載。途中出場など限定的な起用法ながら結果を出しているイチロー外野手はここで高い評価を受けている。ESPNが「2014年のニューヨーク・ヤンキースは一体何者?」という特集を行った。
記事では今後の改善点として打撃面を挙げており、今季大型補強で加入したジャコビー・エルズベリー外野手(29日時点で2割6分8厘)とブライアン・マッキャン捕手(2割2分5厘)の成績向上を予測。古傷の手首の炎症で離脱中のマーク・テシェイラ一塁手も数日で復帰見込みとし、25日のホワイトソックス戦で1試合4安打を放ち、田中の勝利を後押ししたデレク・ジーター遊撃手の好調も当分持続するであろうと分析している。
今後を見守る必要がある前述の4人とは対照的に、ブレッド・ガードナー外野手、ヤンガービス・ソラルテ三塁手、ブライアン・ロバーツ二塁手、そしてイチローに関しては「何ら言い訳する必要はない」と貢献度の高さを認めている。
特に不惑の天才打者については「間違いなくパートタイムでの役割を果たさなければならなかった中で称賛に値するパフォーマンスを見せた」と評価。イチローは今季開幕前に外野手の5番手と位置づけられ、代打、代走、守備固め要員など出場機会が限定されることが多い中で、3割2分1厘と結果を残している。
先発した5月26日と28日のカージナルス戦では無安打に終わったが、それでも走攻守揃ったオールラウンダーに対して地元メディアの評価は高い。