マーリンズ日系3世右腕ヤマモトは「知っておくべき有望株」米メディア選出
同じく日系3世イエリッチと交換でブルワーズからトレード移籍
昨季メジャーでは、数々の新星が輝きを放った。エンゼルスの大谷翔平投手しかり、ナ・リーグ新人王に輝いたブレーブスのロナルド・アクーニャJr.やナショナルズのフアン・ソト、ヤンキースのミゲル・アンドゥハーなど、多くの選手がメジャーリーグの舞台に立ち、そして活躍した。
各球団の傘下マイナーには、まだ数多くの“プロスペクト”と呼ばれる若手有望株がひしめき、次なるスーパースターとなるべく日々レベルアップを図っている。今年は誰が注目すべきブレーク候補なのか。米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・リポート」では「今すぐ知っておくべき隠れた若手有望株」と題した特集記事を掲載。メジャー30球団にいる知る人ぞ知る期待の若手選手を紹介している。
入団前から注目を浴びるプロスペクトもいるが、ここで取り上げられているのは「有望株トップ100のリストに載らなかったり、本拠地以外では聞き慣れない名前」の選手たち。知る人ぞ知る存在でありながら大化けする可能性がある選手の1人として紹介されたのが、マーリンズに所属する日系3世のジョーダン・ヤマモト投手だ。
ハワイ出身の22歳右腕ヤマモトは、2014年ドラフト12巡目でブルワーズ入り。昨オフにブルワーズがクリスチャン・イエリッチを獲得した際、そのトレード要員の1人としてマーリンズに移籍した。
昨季はルーキーリーグ、1Aを経て、2Aに昇格。2Aでは3試合に投げて、1勝0敗、防御率2.12の好成績を残した。記事では、「この22歳は圧倒的な球は持ち合わせていないものの、3球種を織り交ぜた制球は抜群で、昨季の成績がそれを物語っている」と好評価。昨季は通算13試合(68回1/3)に投げ、6勝1敗、防御率1.83、WHIP0.83、85奪三振だったことを紹介すると同時に、アリゾナ秋季リーグでは26回を投げ防御率2.08、WHIP1.08、27奪三振と「華々しい活躍だった」と伝えている。
同じく日系3世のイエリッチはブルワーズでMVPを獲得する活躍を見せたが、ヤマモトも大きく開花する可能性は十分。「2019年早期のデビューも論外ではない」というマーリンズ期待の星に注目だ。
(Full-Count編集部)