転換期のオリ、若手定位置争いが吉と出るか…12球団オーダー予想【オリックス編】
宗、福田で上位が固定できれば理想的なオーダーに
2019年が幕を開け、早くも2週間あまりが経過した。プロ野球界では選手たちが各地で行っている自主トレの模様が話題となり、ファンも2月1日のキャンプインが待ち切れなくなっているのではないだろうか。
1月半ばを過ぎ、シーズンに向けて各球団の戦力編成も佳境に入っている。新戦力や新助っ人の加入が続々と発表となり、チームの編成も固まってきた。キャンプインを約2週間後に控えたタイミングで、現状での12球団のオーダーを予想してみよう。
今回は、4年連続Bクラスに苦しんだオリックスだ。
1 中 宗佑磨
2 二 福田周平
3 指 ロメロ
4 右 吉田正尚
5 一 メネセス
6 左 T-岡田
7 三 西野真弘
8 捕 若月健矢
9 遊 安達了一
投手では西勇輝、金子弌大の2枚看板、野手では小谷野栄一、中島宏之らベテラン主力が去り、チームは転換期を迎えている。新助っ人として内野手メネセス、右腕エップラーの投打の外国人2選手、人的補償で阪神から右腕の竹安大知を獲得したが、それほど目立った補強を行っていないのが現状。将来、チームの中心選手となる若手育成に力を入れることになる。
昨季74試合に出場した宗、ルーキーながら113試合に出場し打率.264をマークした福田の俊足コンビが1、2番に定着すれば、ロメロ、吉田正の中軸で得点する理想的な攻撃パターンを確立できる。下位に控えるであろうT-岡田、西野、安達ら生え抜き組が、どれだけ意地を見せられるか。
昨季128試合に出場した大城、打率.287をマークした小田、大学ジャパン4番のドラフト2位ルーキー頓宮らにも開幕スタメンの可能性は十分にあり、春季キャンプで激しいポジション争いが期待される。
今季、一番の課題は投手陣の整備だ。先発ローテとして計算できるのは昨年7勝(12敗)の山岡、9勝(2敗)のアルバース、4勝(6敗)のディクソンの3枚。ここに松葉、東明、田嶋、榊原、阪神から移籍の竹安、新外国人のエップラー、中継ぎからの転向組となる山本、黒木らがどれだけアピールできるか。
主力が抜け厳しい戦いが予想されるが、若手にとってみればこれほどのチャンスはないだろう。1996年以来となるリーグ制覇に向け、西村監督がどのような選手起用をみせるのか注目が集まる。
(Full-Count編集部)