マイナー再契約の川崎がOP戦1号3ラン! 開幕メジャー逃すも監督は信頼示す
川崎宗則、マイナー再契約に発奮!? 開幕メジャーならずもマドン監督「重要な選手」
カブスとマイナー契約を結び、メジャーキャンプに招待選手として参加していた川崎宗則内野手が29日(日本時間30日)に契約解除となり、その日のうちに新たなマイナー契約を結び直した。開幕ロースターの25人に入ることは出来なかった34歳はその直後に発奮。同日のアスレチックとのオープン戦でオープン戦1号3ランを放った。MLB公式サイトはマイナー再契約後に名将ジョー・マドン監督は川崎に対する信頼を改めて示したことも伝えている。
川崎はスプリングトレーニングでチーム随一の打撃成績をマーク。オープン戦19試合で打率3割7分5厘、二塁打6本を記録するなど好調をキープしていた。その時点で一時契約解除となり、マイナー再契約となったが、川崎のアピールは終わらなかった。アスレチックス戦で6回の守備から出場すると3点リードの8回無死二、三塁の場面で右腕フェルナンド・ロドリゲスから右翼へ3ラン。打った瞬間はスタンドも大歓声に包まれた。
MLB公式サイトはマイナー再契約となった川崎についてマドン監督が依然として評価していることも紹介。指揮官は「彼は優秀な野球選手だ。彼の個性に起因して大きくメディアで取り上げられている。だが、この男はとても優秀な選手でもあるんだ」とコメントしたという。
オールスター級のタレントとリーグトップのプロスペクトがひしめくカブス内野陣で開幕メジャーの切符をつかめず、代わりにトミー・ラステラ内野手、マット・シーザー外野手、ニール・ラミレス投手のロースター入りが決まった。34歳の人気者には果たして何が足りなかったのか。