西武内海、高木勇は「こんなに頼もしかったかな」集まった報道陣約50人の笑い誘う
西武第二球場で自主トレ、中村や秋山と挨拶交わし「あたたかく、にこやかに」
西武の内海哲也投手が23日、西武第二球場で自主トレを公開した。テレビカメラ6台、集まった約50人の報道陣の前で約80メートルの遠投やノックでの軽快なグラブさばきを披露。21日までは例年通り奄美で自主トレを敢行し「1年間戦える身体づくりをしてきた」と新天地でのキャンプインに向けて準備は万端だ。
FA権を行使して巨人に移籍した炭谷銀仁朗捕手の人的補償で加入した内海は、グラウンドに姿を見せると中村剛也内野手、秋山翔吾外野手などチームの主力選手たちと挨拶を交わし「あたたかく、にこやかに挨拶をしてくれるのでありがたい」と表情を緩めた。自主トレでは昨オフに同じく人的補償で巨人から加入した高木勇人投手とメニューをこなし「高木がいるだけで入りやすい雰囲気を作ってくれている。こんなに頼もしかったかな」と笑顔を見せた。
加入し、いきなりチーム最年長となったベテラン左腕は「まずはチームの皆さんに認めていただけるように努めていきたい。まだユニフォームを着たわけじゃないけれど、戦力になれるように人間関係から作っていきたい」と謙虚に話した。
ローテ投手としての期待も大きいが、「まずはチーム内の競争になる。競争に勝って、西武ドームのマウンドに立ちたい」と間近に迫るキャンプインから猛アピールするつもりだ。「仕上げてきた身体を首脳陣に見てもらって『使える』と思ってもらえるように」。西武第二球場の芝をしっかりと踏みしめ、“ライオンズの内海哲也”がいよいよ動き出した。
(安藤かなみ / Kanami Ando)