ハムドラ1吉田輝の投球にフィリーズ担当部長べた褒め 「投げ方が素晴らしい」
投球フォームの微修正を行った吉田輝「直せるところはやっていきたい」
日本ハムのドラフト1位吉田輝星投手が25日、投球フォームの微修正を行った。24日に鎌ヶ谷室内のブルペンで初めて捕手を座らせたが、軸足に体重が残り体重移動がうまくいかなかった。
そこで練習終わりに室内で約30メートルの距離から強めのキャッチボール。両足を思い切り開き、腰を落として、ノーステップで投げるなど、課題の克服に取り組んだ。
「(前日の)動画を見て、直せるところはやっていきたい。一日では直せないが、体重移動ですね」と下半身主導のフォームを模索した。気分も新たに、ノック用に金足農のスクールカラー、紫のグラブもこの日から使い始めた。
ロッカーではオリックスから移籍した金子弌大投手とも初対面。日本球界を代表する大投手に「変化球の凄い投手が目の前にいる。実感がわかない」と感激。鎌ヶ谷を訪れた日本人大リーガー第1号のマッシー・村上こと村上雅則氏も紹介された。
「まだ(メジャーの)レベルにはいっていない。1軍で活躍すること。そこを目指したい」と吉田輝。それでも室内でドラ1右腕のキャッチボールを見たフィリーズの大慈弥功環太平洋担当部長は「身体が強い。1球、1球、テーマを持って投げている。高校生でこれだけ身体の軸がしっかりしてるのはいないでしょう。(松坂)大輔がいるか。投げ方が素晴らしい。栗山監督が開幕投手なんて言ってるけど、それぐらいのものはある」と、べた褒めだった。
(細野能功 / Yoshinori Hosono)